神社めしー神田まつや

神田明神に参拝に行く時は、境内のカフェmasumasuさんか、神田まつや、あと男坂下にあるみやびに行くことが多いです。「神社めし」の分類分けは境内で食べられるものに特化しようと思ったのですが、そうなるとかなり狭まるので参拝に行った神社の近隣で食べるご飯も含めました。

神田まつやは入店時の花番さん達による独特な「いらっしゃぁい」という掛け声で店内に案内されるあの瞬間からスペシャルな感じがします。今は感染症対策で入口で体温測定をしてもらうのが先です。画像は神田まつやの天もりです。値段が値段なだけにこれはうまい。とにかくブリッブリに海老がでかいです。食べ応え抜群の美味しい海老の天ぷらです。

以前、温かい天ぷらそばを注文した時に注文ミスでこの天もりが来てしまったんです。他のテーブルの人のかもしれないと思って「温かい天ぷらそばを注文したのですが」と訴えるも、どうも注文ミスの模様。「あ、いいです、それで大丈夫です」と天もりを初めて頂きました。私はひどいアレルギー持ちで、体を冷やすのはアレルギーに良くないと友達から聞いてから普段冷たいものを食べないようにしています。

しかし、この天もり…天ぷらそばより美味しくない？?なにより温かい蕎麦より蕎麦の食感が良いし、蕎麦の風味が楽しめる。天ぷらもグズグズにならないしこっちの方が好きかも！天もりの場合はそばつゆが「温かい」か「冷たい」のどちらかを選べるようになっています。その時の注文ミスでやってきた天もりは温かいそばつゆと一緒にテーブルに来ました。花番さん、天もりにしてくれてありがとう〜?

ところで海老の天ぷらの海老って2種類ありませんか。普通に白くてブリブリッと食べ応えのある美味しい海老と、海老が透明でゼリーっぽくグズグズした食感も何もないまずい海老。ある時気になって検索したら、保水剤で加工し、調理しても白くならない海老があるとのこと。私が渡米して約20年、アメリカの日系レストランで食べる海老の天ぷらはほぼそれと同じ不味い海老の天ぷらです。しかし、いつの間にか日本でもお目にかかる頻度が上がって驚きました。それなりの名のあるお店であの海老の天ぷらが出てきた時はウソだろ〜！？と思いました?神田まつやは、画像の天せいろはもちろんですが、低価格の天南ばんも保水剤加工のエビではなくてちゃんと美味しい海老を使ってくれています。

神田まつやは曜日と時間を間違えると行列が出来てしまって入れませんね。去年の暮れ頃も連日混んでて入れなくて近くのやぶそばに行きました。やぶそばは大学時代に何度か行ったことがあって、もちろん火災前だったので今とは全然味が違いました。建物の趣も好きだったしあの火災は本当に残念でした(やぶそばも大晦日の日に通り掛かったらとんでもない大行列が出来ていました)

神田まつやの花番さん達の笑顔、そしてあの「いらっしゃぁい」の掛け声、店内でのんびりお酒を飲む常連客さん、お店の佇まい、そして何より美味しいお蕎麦、全てが最高の空間です。