桜井識子さんの新刊が出ました。Amazonから書籍で取り寄せようと思ったのですが、なんとiBooksにもあるではありませんか!電子書籍での取り扱いがあると本当に嬉しいです。日本からモノを取り寄せる時は転送会社などを使うのでお金も時間もかかります。今回の書籍は、これまで識子さんが紹介していた神社がその後どうなったのか、神様がどうなっているかという検証でした。私にはペットのお世話を優先して日本に帰国できなかった年月があって、再度帰国できるようになったのは2017年から。しかも、実家が東京に近いので、アメリカから戻ってから簡単に関西や他の県に行くのも金銭的にも時間的にも難しいという事が多かったりします。
なので、かろうじて参加できたのが靖国神社です。識子さんが言うには、靖国の境内には本来は成仏できる状態なのに、戦没しても尚日本を守りたい意思を持つ英霊が靖国の空間にそれはそれは多くいる、という話でした。成仏してもらう為に私たちが出来ることは、国民として感謝してお礼を述べる、一言成仏してほしいと言う、という事でした。
靖国神社も大学時代に講義の合間の散歩と称して参拝によく出かけて行ってましたが、正直なところ、あの神門をくぐるとスカッとしてるな〜と思っていて、識子さんが言っていたように英霊がそんなに集っている状態だとはみじんも感じていませんでした?
日本人なら親族に一人や二人は戦没者がいると思います。私の親族もそうです。若くして亡くなった親族は海で亡くなった為に遺品の一つさえ日本に帰国できずに紙切れ一枚だけで戦死が知らされたと聞いています。もしかしたら、私の親族も境内にいるかもしれないと思い、帰国してすぐに靖国神社に向かいました。本当に私は何も視えない聞こえない人間なので、空間に向かって親族の名前を呼んで織子さんの言うように説得してみました。神門から池の方までそんな感じで歩いてみました。もちろん、親族だけではなく、他の英霊の方にも話しかけてみました。声を出さないと意味がないとの事で、周囲に人がいないのをキョロキョロ見ながら相当不審だったと思います。親族は戦時召集延期者の一人だったので、本来は戦争に行かずにすんだ人です。しかし、知り合いと戦争や国について話した時に思うことがあったようで、家族の猛烈な反対を押し切って戦地に行って戦没しました。
もし私が男に生まれていて同じ状況に陥った時、彼と同じ行動ができるかわかりません。なので、一度も会ったことのない親族ですが、何故か子供の頃からその親族のことを尊敬しています。この意味は戦争賛美ではありません。戦争は大反対です。喧嘩すら大嫌いです。国を守りたいという純粋な思いに感動した為です。身体が日本に戻れなかった為、今どこにいるんだろうなぁという事はよく思っていました。でも、戦時中には戦地に行く前に多くが「靖国で会おう」と約束してから出発していたようなので、靖国に行けば私も親族に会えるんじゃないかな〜という気持ちで靖国に行っていた部分もあります。でも、本来ならちゃんと成仏してもらわないとダメですよね。なので、識子さんの話を読んだときに、これは帰国したら絶対行こう!と思っていたのです。
新刊で、その後の靖国について記述がありました。殆どの英霊が成仏していたとの事です。あれだけ国を思って、亡き後も国の為にと靖国に留まっていた英霊さん達には、再び日本に生まれ変わって日本を良き方向へ導いてほしいです。今、日本は経済的にも政治的にも産業的にもあんまり良い話を聞かなくなりました。戦前の日本人と現代の日本人は精神的にもまるで違うように感じます。個人的に英霊さんたちがまた日本に生まれ変わってきてくれるといいなぁと思っています。そして、私の親族もまた生まれ変わって今度の生では幸せに最期の時まで人生を楽しんでほしいです。
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